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瑠璃杯(るりのつき)

2016.10.05 /

美しいコバルトブルーのガラス坏。7世紀の製作とされるが、記録に登場したのは1193年で、来歴が謎に包まれた宝物の一つ。銀製鍍金の台脚は明治の補修品。表面の特徴的な22個の輪の貼り付けには高度な技術を要したとされ、ササン朝ペルシャやシリア等、西アジア一流の技術が注がれたことが伺える。